Roles andInsights
クリエイターインタビューと座談会
制作進行の仕事とは?

制作進行の仕事とは?

「制作進行」のお仕事について

「制作進行」とは、どういった仕事なのでしょうか。
制作進行は、監督のように表に立つ仕事ではないですが、映画制作において重要な役割を担っており、主に、監督役職のスタッフとクリエイターの間を取り持つなど、人と人とを繋いで現場を円滑に回していくことが重要な職務のひとつです。
また誰よりも早く素材を受け取り確認できること、そしてその素材に対してどう思うかを伝えたり相談に乗ったりと、クリエイターと常にコミュニケーションが取れることは大きな誉であると思います。
仕事のやりがいは何ですか。
ポノックでは、参加していただきたいクリエイターへの声掛けから制作進行が行います。
そういった意味では、現場のクオリティに制作の働きが大きく関与していることもまた事実で、作品をより良い形で世の中に出せたときは大きなやりがいを感じます。
仕事をする上でどのようなことを心掛けていますか。
クリエイターが最大限パフォーマンスを発揮できる材料を手配し、最良の環境を整えることに細心の注意を払っています。
どのような人材がこの仕事に向いていると思いますか。
コミュニケーションが円滑にとれることは大前提ですが、新たな情報や技術を学びとして吸収できる好奇心のある人が向いていると思います。
制作現場において、知識があるからこそ提案できることや追求できる表現があるので、様々なことにアンテナを張り続けることも大切です。
また、それは情報に限らず、新たな人との繋がりを広げることにも言えます。多様な視点や価値観に触れることで、作品の質をさらに高めることができるのではと考えています。
応募を検討している人へメッセージをお願いします。
ポノックは、会社としての基盤はもちろん、作品を生み出す現場としてもしっかりとした土壌が整っています。
ぜひ、未来に残る素晴らしい作品を一緒につくっていきましょう!
制作:島田和幸

制作進行として、細田守監督作品『おおかみこどもの雨と雪』(12年)の美術担当を機にスタジオ地図へ入社。その後はスタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』(13年)の制作に携わる。主な担当作品は、『バケモノの子』(15年)、『Pig: The Dam Keeper Poems』 (17年)、『Go! Go! Cory Carson』(20年)など。その後スタジオポノックに入社し、『カニーニとカニーノ』(18年)ではラインプロデューサーを、『屋根裏のラジャー』(23年)では 制作プロデューサーを務めた。